2021年当時、在宅ワーク推進の時流に乗って快適な環境を目指すために、オフィスチェアを初購入しました。
購入したの「オカムラ シルフィー」定番の人気チェアです。
この記事ではこの「オカムラ シルフィー」を購入して満足できたところと、気になった点について書いていきたいと思います。
◆使って満足できたポイント
「オカムラ シルフィー」は全体として高級チェアとして贅沢に設計された座り心地とデザインと機能を備えており、満足度の高い椅子となっています。
・リクライニング(前傾機能付きシンクロリクライニング
リクライニングの固定・解除や、強弱の調整といった基本の機能を備えつつ、更に前傾姿勢での作業に適するとされる『前傾機能』を搭載。
実際に「オカムラ シルフィー」の姿勢ロッキングを前傾にすると、クッション部分が前に傾くので太もも裏の窮屈感が軽減できます。
使用感のイメージとしては、背もたれと座面が同時に前にせり出し、そのままロックして寄りかかると背中が直立90°くらいの位置で止まり、太ももはやや前斜めに傾いてる感じとなります。
・シート(座面)部分
「オカムラ シルフィー」は『異硬度クッション』『3次元曲線』と謳った、こだわりを持った設計がされており、包み込むような座り心地はかなりいい感じ。
表面はオフィス仕様チェアとして、スラックスなどで座りやすい滑らかな座り心地になっています。
・肘置き(アジャストアーム)
「オカムラ シルフィー」の肘置き部の形状は角取りされ、ふっくらした形で形成されており、崩した姿勢で二の腕あたりが当たってあまり痛くなりません。
肘置き部の調整も『昇降11段階(ストローク110㎜)×首向き内外2段階ずつ(内外最大20°)×前後6段階(ストローク50㎜)』と細かい調整ができます。保持力も高い作りになっており、だらしない姿勢で寄りかかっても、肘置き部が不意に動いてしまう様なことはありませんでした。
・座面高さMAX+肘置きMAX高さで肘置きの最高位置は地面から78㎝ほど
「オカムラ シルフィー」の昇降の最低位置は、高い脚2段の昇降デスク+キャスター(合計でmin高さ77㎝ほど)の組み合わせでも、肘を水平位置で置くことができます。(本題と外れますが、デスクの高さは長身脚長の方でなければデスクの高さを下げるために脚3段の昇降デスクにキャスターを付けるか、キャスター自体を諦めた方が無難と思います。後から設置変更しづらい)
・故障に対して手厚いアフターサービスが活用できる。
オカムラのオフィスチェア共通のアピールポイントですが、肘などのチェア組付け部品は新品購入で2年、「オカムラ シルフィー」の構造部は最長8年の保証がついてきます。(原則、購入窓口経由の問合せから依頼)
実際に保証対象で訪問修理を頼む機会がありましたが、対応も丁寧でしっかりしており安心できる体制と感じました。
保証対象外でも有償訪問修理は依頼できるようなので、気に入ってずっと使い続けたいという方も、安心できると思います。
〇初の自宅オフィスチェアとして購入し、使っていた時は気づかなかったけれど、別のチェアも使い始めると『「オカムラ シルフィー」のここは絶妙に優れていたんだな』と気づかされることも多かったです。
◆個人的に合わなかったポイント
・背メッシュタイプの背面フレームが、幅広の肩に合わなかった。
腰回りなどはフィット感の調整も可能で問題なかったのですが、メッシュを張るフレームが肩と当たる感じがあり、自分の体格と背もたれに寄りかかりながら作業する姿勢には長期的に合っていないと感じました。(背クッションタイプなら問題なく使えたかも)
◆使用していて少し気になった点
・座面の包み込む感じは一方で、暑がりからすると熱も少しこもりやすく感じた。
・座面の質感はスラックスなどで座りやすい、引っ掛かりのない滑らかな座り心地ですが、同じようなメッシュ地の座クッションを敷くと、クッションがススっと前に滑りやすい。
・座面表面が穴あきメッシュ+裏地の構造なので、細かいゴミなどがメッシュ穴に入り込むと掃除がちょっと面倒。(設置場所が居室兼用だと特に感じやすいかも)
・肘置き部の材質が快適な使用感を求めてか、柔らかめのプラスチックになっているが、一方で傷がつきやすくデスク天板と接触するような配置や使い方だと、細かい擦り傷が増えやすい。(肘置き有りのチェアに慣れてない人は余計傷つけやすいかも)
・フレームの形状がやや複雑なのでホコリの拭き取り掃除などは手が届きにくい箇所があった。
【まとめ】単体として見ると不満らしい不満がなく、満足度の高いチェアです。
バリエーション(背面タイプ)によっては座る人の体格を選ぶと思うので、体格が大きめの男性は念のために試座することをお勧めします。(オカムラのチェアは割と展示されていることが多いです)
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